大人という皮を被らざる負えない子どもたち

久しぶりに会う人がたくさんいた帰省だった。しかしその中で本質的なものが変わっていた人って全然いなくて、それはそれで面白くなかったり、本質的に変わっていたとしても人への見せ方は特段変わることはないのかなどと余りにも重い2日酔いの中思考を巡らせていたら朝になった。ラーメンをかけたコートが山岡家の脂で色変色してて本当に困っています。これ以外上着ないんだって俺。誰か助けてくれ。

子どもが出来たやつや結婚したやつや離婚したやつがいたけど人生の節目を迎えても人って全然イメージしていた『大人』になったやつっていないと思います。マジで変わらん。人格形成は10代で全て終わりだ。大人のフリをすることはきっとできるんだろうし、取り繕うものを取り繕うことは出来るけど、ほとんどの時間はずっと変わらないのだろうな〜と思います。喋り方がキモいAV男優みたいなやつもずっとそのままだったし、なんなら『いや俺めちゃくちゃMなんだよね』とか言って場を盛り上げてた。中学の時にキレキレのオタ芸を急に披露してたやつはカラオケで誰も頼んでいないのに踊り始めるし、喧嘩して気まずくなって以来話ししてなかったやつとはハイ！仲直りのチュー！とか言ってチューするしで、非常に感慨深かった。今年も去年も新年初キス男に奪われてるこちらの身にもなってくれ。でも冷静に考えて喋り方がAV男優みたいなやつがMなのはマジで面白すぎるな…セコイだろ。なんならその部分に女が惚れる可能性すらある。人は見た目の空気感と喋り方が最高に一致してる人間がモテると思っているんですけどその部分が完璧すぎる。カテゴライズ力、抜きん出てます。もうこれ週間少年ジャンプ。サンデーとかマガジンじゃない。圧倒的なジャンプ力です。夢、希望、勝利だろ。そもそもAV男優が好みのタイプの女の子はまず存在しないし、それならAV女優なればいいやないか。でも知ってる人がAV出てたら本当に気まずいし絶対見たくないしやめて欲しいな。

高校の時に同級生に似てるAV女優見つけちまった…と言ってきた友達いたけどちょっと怒っちゃったもん。そこに現実を介入させたら普通に喋る時とかめちゃくちゃ変な気が回りそうで怖いよ。導入部分と似たような会話とかあったらもう最悪だろ。なんなら『〜〜なんだ笑』とかいうだけでアウトになるじゃん。難易度高すぎ。同意や共感を求める生き物に対してそれ使えないってもう無理だろ。というか人に同意や共感を求めるな。お互いの魂をぶつけ合い、時には涙し、時にはケンカし、ちょっと気まずくなり、更に高みでまた会うんだよ。そう。

週間少年ジャンプのようにな！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

ここまでご愛読ありがとうございました。koh先生の次回作にご期待ください。

次回、『外国の土産に変なチョコを買ってくるな』デュエルスタンバイ！