ハム太郎という存在の異質さ

早く、ハム太郎にならないといけない…早くハム太郎になって抱っこされないと…大変なことが起きてしまうんだ

突然ですが、皆さんはハム太郎になりたい、と考えたことはありますか？今、頭おかしいなこいつ。とお前は思う！！！！！！ハハッなぜわかった！？という顔をしているな貴様。トリックだよ。大人を舐めるんじゃあないよ、坊や。

俺はいつでもハム太郎になりたい。何故ならハム太郎は最強であるからだ。

ハム太郎は毎回、何かを物申す時に語尾に『てけっ』とつける傾向が強くある。そして、ハム太郎が『〜なのだ！』と『てけっ』を使った時の意見の通る確率は楽に90%を超えているのだ。つまり、俺はハム太郎なのでこれからは語尾に『てけっ』とつければ『なんか愛らしい』『抱っこしたくなる』『可愛くて傷つけられない』などの理由から、社会において最強の存在になれるのだ。ありがとうmy broハム太郎。お前が俺の一番星、真夜中に輝く街灯、どうせならクズじゃなく、星屑のように誰かの願い事を背負い生きてやれ。行くぜ！

これからは気に入らない奴がいたら『お前どっから湧いて出たのだ？顔もきめえしなんか気に入らないからあっちにいくのだ！てけっ…』とか言ったら気に入らないやつを消すこともできるし、周りからの評価も上がるし人生バラ色だ。情熱の赤いバラ、それはジェラシー♪

正直この理論を完成させた時は自分の天才さに震え、足腰は産まれたてのバンビになった。もう俺に歯向かえる奴はいないということだ。まさに、ハムだけに…ふふっ

でも誰も自分に反論してこない環境ってめちゃくちゃつまらなそうですよね。何をするにおいても全肯定されて許されるって人生のやり甲斐がなさすぎる。

僕は人を論破するのがめちゃくちゃ好きで(これが理由で理屈っぽくて嫌だ という理由で3回くらい振られてる)よくひとにつっかかるんですけど(これが理由で10回くらいぶん殴られてる)こんなにも面白いことが出来なくなると考えるとやはり人は争うべきなんじゃないか…とすら思ってきます。

古代ローマに動物と人間を戦わせるコロッセウムってあったじゃないですか？あれめちゃくちゃ面白いと思うんですよ。やばいだろ。『今日のトラはかなり強いぞ』『ほー、でも今日出る剣闘士のジョナサンは俺の親戚だからな、俺はこいつに賭けることにするぜ！』『自分の親族が生きるか死ぬかの戦いに出てるのに呑気なもんだ！お前は最高にファックな野郎だぜ！ケツにキスをしてやりてえ！AHAHAHA』みたいな会話とかするのかな…とても気になります！でもこれをやる大前提って、『人は争いを好む』というものがないと不可能なんですよね。まじで。もうそれが肥大化しすぎた結果戦争とかも起きちゃうんじゃないかとも思います。で、戦うと痛いんだ…とまた思い知ってやめると。知能指数低すぎだろ。やめちまえ。アホ。ゲーム内で人殺すくらいで満足しろや。人がいっぱい死ぬと色々大変なんじゃ。なんだかんだ最近で流行ってるゲーム見るとやっぱり人殺すゲームが多い気がします。やはりこれは人のDNAに刻まれた闘争本能が影響しているのでしょうか…悲しいですね 俺はコロッセウムめちゃくちゃ見たいけど…めちゃくちゃ金賭けてえ…友達が出場する試合とかあったらもうめちゃくちゃ賭けちゃうな…大変なことになってしまう…

よくゲームとか漫画で金持ちが地下闘技場にわんさかいる！みたいなシーンあるけどめちゃくちゃ気持ちわかります。あんなもの人生に刺激求めてる人間しか行かないだろうけどあったら絶対行くもんな、面白そうだし。そして、そこでも俺はハム太郎になる。ハム太郎になり、地下闘技場のチャンピオンに君臨し、酒池肉林の人生を謳歌するのだ。ハム太郎、めちゃくちゃ強いじゃん。ハム太郎最強説、これにて完結です。てかハム太郎で酒池肉林してもひまわりの種くらいしか欲しくならなそうだし、それなら人間でええわ。人間最高。か紆余曲折ありましたが、選ばれたのはハムタロでした。

平和な時代に生まれてよかったね、ハム太郎！

てけっ